足元から春を感じて ~Bonne Maison~
まるで絵画のようなユニークなデザインが印象的な「Bonne Maison(ボンヌ・メゾン)」のソックス。
シーズン毎にさまざまなテーマによるコレクションを発表しています。
今シーズンは「LePoete」「EnScene」「Minos」の3つをテーマに、フランスらしい繊細な絵柄、美しいカラーリングで微妙なニュアンスを表現しています。
LePoete‐詩人
詩人が窓辺に立てば、その面前であらゆるものが容貌を変え、レリーフを生み、トロピカルカラーにも似た際立つ色に変色する。
赤いトキは、パンジーの花から花へと飛び回り、燃えるような夕日が沈み、木の葉は様々な色に光り輝く。
その場の空気をピクセル画にした格子模様、一連の花とフルーツが色鮮やかに呼応する。
オディロン・ルドンの描く、花と幻想的なモチーフにも似た世界。パワフルなイエローと緋色が、北極ブルーグリーンやピンク、オークル、エトルリアレッド、ニュートラルカラーとコントラストをなし、色彩が炸裂する。
トランプを引けばクイーンとキングが現れる。そこから見えるのは、ステージ、ベネチアを舞台にしたお芝居、ピエロの衣装、馬術サーカス。
そう、それはまさにシェイクスピアの描いた世界。舞台仕掛けは準備万全、深紅の幕はオープンを待つばかり。三度のブザーを合図に幕が開く。
大きなビロードのリボンは解け落ちいざステージへ!お芝居が始まるぞ。濃密な場面、悲劇、仮面、バイカウツギの花、そしてそれらをいくらか明るく見せる小紋柄。
ほの暗いエトルリアレッド、エピセアグリーン、ソフトパステル、そして美しいスカイブルー。
海、太陽、クレタ島らしき島、太古の遺跡…手厳しい女神のまたがる雄牛、そして竪琴とフルートを奏でる音楽家たちが大理石の女神を祝う。
ツバメはミモザの花咲く貴重な時間を惜しむかのように楽しげに飛び回る。
トビウオは青い波しぶきとたわむれる。古い地図では島はみな魚の形をしている。ひんやりとしたアンティークタイルの床を裸足で踊るダンス。
キンポウゲのイエローを先端に使ったスレートブルー、エーゲ海ブルー、コバルトブルー、そしてオークル。
古代地中海世界の夏の色たち。